PR TIMESスタートアップチャレンジ無料枠で6媒体転載|毎日・日経も掲載
この記事の結論(3行)
- PR TIMES「スタートアップチャレンジ」無料枠は、フォロワー3名・創業期でも申請が通った。
- 配信1回で毎日新聞・日経compass・時事通信・ライブドアニュースなど6媒体に転載。
- 配信当日からBtoB営業メールが何件も集中するため、受信側の体制整備が必須。
東京都文京区小日向で四葉不動産株式会社/四葉行政書士事務所を営む浦松丈二です。4月13日午後3時40分、弊社から「前日本台湾交流協会台北代表・泉裕泰大使が四葉不動産株式会社の名誉顧問に就任」というプレスリリースをPRTIMESより配信しました。本稿はその配信結果のご報告と、そこから見えた知見の覚え書きです。
▼PR TIMES無料枠でも、企業ページは有料枠と同等の見栄えで表示される
配信ボタンを押したときは半信半疑でした。元毎日新聞の記者として34年2カ月間、ニュースを「書く」側にいた人間が、今度は「出す」側に立つ。不思議な感覚です。ところが蓋を開けてみれば、想像以上の反応がありました。古巣の毎日新聞、友人の多い日経新聞(日経compass)、時事通信、ライブドアニュース、山梨日日新聞、ニコニコニュースと、同じ日のうちに次々と転載記事が並んだのです。「こんなに出るんだ」というのが率直な感想でした。特に毎日・日経に掲載されたときは、うれしさと同時にちょっとはずかしいような、くすぐったい気持ちも湧いてきました。かつて机を並べた仲間たちが、今は配信元として自分の名前と会社名を扱う側にいる。立場が変わるとはこういうことか、と静かに実感した瞬間でもあります。以下、配信を通じて学んだことを項目別にまとめます。
毎日・日経など5媒体に転載されたPR TIMES配信、その転載率は実際どれくらい?
私が確認できただけでも、毎日新聞、日経新聞(日経compass)、時事通信、ライブドアニュース、山梨日日新聞、ニコニコニュースの六媒体に転載されました。全国紙の毎日・日経に加え、時事通信、地方紙の山梨日日新聞、エンタメ系のニコニコニュースと、媒体属性がばらけている点も興味深いところです。地方紙や小規模ニュースポータルには時間差で流れることもあるため、継続的にエゴサーチをかければさらに見つかる可能性があります。要するに、PR配信サービスは各メディアにとっての「ニュース供給網」として機能しており、編集判断のハードルをクリアすれば、そのまま掲載してくれる媒体が一定数存在する、というのが実感です。これを活用しない手はありません。
あと、個人的にリリースをLineや食事会で紹介したところ、名誉顧問招聘へのお祝いやリリースを出したことを絶賛されました。特に日本とかかわりのある台湾の友人たちには「台湾大使」へ絶大な信頼を感じました。「これは士業ドットコムSAMURAIの読者に報告しなければ」とQAにまとめてみました。
プレスリリースが転載されやすい5つの条件とは?
転載されやすいリリースには共通点があります。第一に、ニュース価値のある事実が一点に絞られていること。第二に、発信主体と登場人物の信頼性がはっきりしていること。第三に、時事性や社会的文脈との接点があること。今回は、泉裕泰・前日本台湾交流協会台北代表という著名な外交官の名誉顧問就任という話題性が、各媒体の関心にうまく合致したのだと見ています。逆に言えば、これら三条件のいずれかが弱いと、配信しても掲載に至らない可能性が高まります。リリースのネタ出しの段階で、自分自身に「これはニュースか、宣伝か」と問い直す癖をつけておくと、配信結果の質が安定します。
フォロワー3名で通したPR TIMES「スタートアップチャレンジ」無料枠の条件と申請手順とは?
PRTIMESの通常配信は有料ですが、創業間もない企業などを対象にした「スタートアップチャレンジ」という無料枠があります。所定のフォロワー数を集めるなどの条件を満たせば無料で配信でき、今回、弊社は三名のフォロワーを集めてこの枠でリリースしました。コストゼロでこれだけの露出が得られるのは、中小企業にとって大きな武器です。広報予算が潤沢にない企業こそ、こうした制度を丁寧に調べ、条件に合致するものから優先的に活用すべきだと思います。自社の広報投資を考えるうえで、使えるものは迷わず使う、という姿勢で臨みました。加えて、無料枠だからといって原稿の質を落とす必要は一切ありません。配信経路が有料か無料かは、掲載メディア側から見れば同じ。むしろ無料枠こそ原稿のクオリティで勝負するチャンスだと捉えています。
元新聞記者デスクが教える、転載されるプレスリリースの書き方(5W1H・見出しの作法)とは?
「誰が読んでも事実関係が即座に分かる」こと。これを最優先にしました。5W1Hを冒頭に凝縮し、見出しで要点を一行に収める。広告的な修辞や過剰な自社PR表現は極力避け、デスク目線で「これは記事として扱える」と判断してもらえる構成を意識しました。プレスリリースは「自慢話」ではなく「ニュース原稿」として書く──記者時代に叩き込まれたこの作法が、配信結果にそのまま跳ね返ってきたと感じています。同時に、一度配信した情報は取り消せないため、事実関係、肩書き、数字、固有名詞は社内で三重チェックしたうえで出稿する鉄則も、改めて徹底しました。転載されれば誤記や誇張もそのまま広がる、というのは発信側にとって最大のリスクです。
PR TIMES配信後に営業メール・電話が急増する理由と対処法とは?
配信後の数日間、広報・PR関連の営業メールが次々と届きました。PR人材バンク「ココモンズ」を運営するアウル株式会社様、問い合わせフォーム送信を手作業で代行するワトワークス様、海外向けプレスリリース配信サービス「グローバルプレス」を運営している株式会社APOC様など、いずれも「プレスリリース配信直後の企業」をリストアップしてアプローチされています。プレスリリース配信の事実は業界内で可視化されており、広報・マーケティング業界のターゲットリストに即座に反映される仕組みがあるということ。裏を返せば、営業メールが来るのはそれだけ情報が届いている証左でもあります。社内で一次スクリーニングをかけ、本当に検討に値する提案だけ面談に進めるフローを整えておくと効率的です。頭から断らず、必要なものとそうでないものを冷静に見極める姿勢が大切だと考えています。
PR TIMES以外のプレスリリース配信サービス(@Press・ドリームニュース・valuepress等)は試す価値があるか?
| サービス名 | 料金プラン | 配信媒体数 | 特徴 | 無料枠 |
|---|---|---|---|---|
| PR TIMES | 1件3万円/月額8万円〜 | 約12万媒体 | 国内最大手、転載力が高い | スタートアップチャレンジあり |
| @Press | 1件3万300円〜 | 約8,500媒体 | 原稿校正サポートが手厚い | なし |
| ドリームニュース | 月額定額1万円〜(配信数無制限) | 約7,000媒体 | 中小企業向け低コスト | なし |
| valuepress | 無料プラン/有料1万円〜 | 約10,000媒体 | フリーミアムで試しやすい | 無料プランあり |
| 共同通信PRワイヤー | 1件8万円〜 | 加盟新聞社・放送局中心 | 新聞社への直接配信に強み | なし |
大いにあると考えています。国内には@Press、共同通信PRワイヤー、ValuePress!など複数の配信サービスがあり、それぞれ提携メディアや得意分野が異なります。全国紙に強いサービス、業界専門誌に強いサービス、地方紙への波及が得意なサービスなど、特性はさまざまです。一社に依存せず、内容に応じて使い分けることで、より幅広い層に情報を届けられるはずです。料金体系も単発課金、月額定額、記者向け直接配信など幅があり、自社のリリース頻度やターゲットに応じて最適解は変わります。弊社としては今後、他サービスも順次試しながら、媒体別の掲載傾向や費用対効果を比較し、結果を本コラムで継続的にご報告していく予定です。
おわりに
記者から経営者へ。立場が変わって改めて感じるのは、情報発信は「出さなれば知ってもらえない」という極めてシンプルな事実です。黙っていれば誰も気づいてくれない。出せば、どこかで必ず誰かが拾ってくれる。中小企業にとって、自社の動きをニュースとして流せる手段を持っておくことは、これからの時代の必須インフラだと感じました。ちょっとはずかしい気持ちとともに、そんな確信を新たにした一件でした。あわせて、配信結果を定量・定性の両面から振り返り、次のリリースにフィードバックしていく地道な作業こそが、広報活動を単発の打ち上げ花火で終わらせないための最大のコツだと感じています。本コラムでは今後も、プレスリリース配信の実践知を等身大の言葉で共有していきたいと思います。
(四葉不動産株式会社 代表取締役 浦松丈二)
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(専門家として「みんなの記事監修」に登録しています。)
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